志野飯碗しのめしわん志野焼は桃山時代に作られた日本古来の代表的な陶器です。釉薬は主に長石と天然木灰の2成分で構成されており一般には志野釉は長石単味とされておりますがそれは誤りです。恐らく志野釉の白濁現象を解明できない所からそういった誤謬に陥ったと思われます。長石単味では白濁しても釉に光沢が出るほど熔ける事はありません。従って長石に天然木灰が配され釉の共融が起こり、初めて光沢のある美しい志野釉になります。志野釉の白濁は釉中に無数の微細気泡を発生されることによって起こる現象であり、それは志野焼の独特な焼成法に依っております。当時のおおらかな釉薬の雰囲気や形状を再現出来ればと思い制作しました。使って頂いた方にもそんな空気が伝われば嬉しいです。【サイズ】口径11.4 cm 高さ6.0cm 重さ179g男性女性とも適したサイズかと思われます。【取り扱いについて】洗剤洗い、食洗機での使用は可能です。薄く作られているため食洗機に入れる場合は器と器が重ならないようお気をつけください。洗った後はよく乾燥し収納する事をお勧めします。